春の訪れとともに、あの日のことを思い出します。
2年前、私ががんを告知された日。
このまま家に閉じこもっていては、心も体も弱ってしまう
そこからの1年は、目まぐるしいものでした。
検査、抗がん剤治療、手術、そして退院後の食事療法と再びの抗がん剤治療。体力は落ち、心も折れそうになることが何度もありました。
「しんどい……」
そう感じる日々の中で、私は気づきました。このまま家に閉じこもっていては、心も体も弱ってしまう、と。
そこで、まず始めたのは軽い運動。ジムで少しずつ体を動かし、大好きなバレエにも復帰しました。
最初は短時間でも息が上がり、家に帰ればぐったり。でも、続けるうちに、少しずつ「できること」が増えていくのを感じました。
又、夏頃から通院している病院ではなかったため、近隣の施設でのガンリハビリの講座にも何度かお伺いし、秋に開催を決めていた「術後の健康」の参考になりました。
やはり、抗がん剤治療は罹患した部位や薬の副作用も個人差もありですが、私はカラダを動かすことで乗り切ることができて、丸1年の抗がん剤治療期間を終えることとなりました。
先日、ある医師のネット記事に出会いました。
「がん治療において、どこでどんな治療を受けるかも大切ですが、それ以上に大切なのは、体力と筋力をつけることです」
その言葉を見た瞬間、胸が熱くなりました。
私が、1年かけて継続して来たことを褒めてもらえた気がして、嬉しい記事でした。
「私がやってきたことは、間違っていなかったんだ」
「体力をつけることは、私の未来をつくることなんだ」
私は専門医ではありません。でも、術後の健康について学び、自分なりに実践し、今こうして少しずつ前に進んでいます。
がんと向き合う日々は、決して楽ではありません。体調が不安定な日も、気持ちが沈む日もあります。
でも、小さな一歩でもいいんです。昨日より少しだけ長く歩けた、食べられるものが増えた、そんな小さな変化が、やがて大きな力になります。
もし今、あなたが「しんどい」と感じているなら、無理はしないでください。
でも、「少し動いてみようかな」と思えたら、それはとても素晴らしい一歩です。
がんに負けず、自分らしく生きるために。
あなたのペースで、一歩ずつ進んでいけますように。ちょっぴり重い荷物を下ろす場でありたいとの想いで開催
病気やケガになって、本人だけでなく、サポートする周りの方も重い気持ちになりがち。
医療従事者以外の立場では、治療はできないけれど。
誰かと語り合ったり、少しカラダを動かすことで、ちょっぴり重い荷物を下ろす場でありたいとの想いで開催しました。
体験会で大切にしたこと
体験会では、初対面同士でも
気さくに語り合う雰囲気を大切にしています。
同じような立場の方と話すことで、「自分だけじゃないんだ」と思えたり、「こんな工夫があるんだ」と新しい発見があったりします。
一緒にしゃべっているうちに、少し元気が湧いてくるのは何故なんでしょうね〜?
私自身、手術を経験し、身体だけでなくメンタルの状態を良く保つことの大切さを強く実感しました。術後はカラダの回復に目が向きがちですが、ココロのケアも同じくらい大切です。
気持ちが沈んでしまうと、カラダの回復にも影響が出ることを身をもって学びました。
短い時間でも続けることで効果アリ
先日の会でも、皆さんとのおしゃべりが盛り上がりすぎて、運動の時間が短くなってしまいました。でも、それも大事な時間‼︎ 気持ちが軽くなれば、それだけで前向きな一歩です。
運動の時間では、3分でもできる簡単なワンポイントメニューを紹介しました。私自身も、術後に少しずつ体を動かすことで、心身ともに回復していくのを感じました。忙しい毎日でも取り入れやすく、続けることで少しずつカラダが変わっていくのを実感できます。
先日の国会中継では、高額療養費制度引き上げが見直しとなりました。
「この治療にどれくらいお金がかかるのか」との不安は、少なくていい
そして次に考えたのは、「この治療にどれくらいお金がかかるのか」ということでした。
がんのショックももちろん大きかったのですが、治療費がいくらになるのか、家計にどれほどの負担がかかるのかが、すぐに頭をよぎりました。
帰宅後、私はすぐに、加入していた医療保険の証券を探しました。果たして保険で足りるのか、不安でたまりませんでした。
診断が下りてから、すぐに治療が始まりました。様々な検査日程が組まれ、検査入院、術前の抗がん剤治療、本手術があり。
術後1年間の抗がん剤治療での通院も続き、それらには相応の費用がかかります。
特に抗がん剤は種類によっては高額になり、治療が長引けば長引くほど負担も大きくなります。
実際に請求された医療費の明細を見たとき「こんなにかかるの?」と驚くような金額が並んでいました。
診断が下るとすぐに申請したのが「高額療養費制度」
しかし、そこで助けになったのが高額療養費制度でした。この制度のおかげで、自己負担額は一定の上限を超えず、家計が破綻するようなことにはなりませんでした。
例えば、本来なら100万円以上かかるような治療費でも、制度を利用することで実際の自己負担は10万円程度で済みました。
この制度がなければ、治療費のために貯金を切り崩し、これからの生活に大きな影響が出ていたかもしれません。
私は、幸い医療保険に加入していましたが、それでもこの出費は大きなものです。
もしこれが子育て中だったらと思うと、さらに恐ろしい気持ちになります。
教育費、住宅ローン、日々の生活費…それらを支えながら、高額な治療費を払うことは容易ではありません。
私自身、子どもがまだ学生の頃なら、きっと治療費のために他の出費を削ることになっていたでしょう。
2人に1人ががんになる時代。他人事ではないことを思って生きる大切さ
今や「2人に1人はがんにかかる」と言われています。がんは決して他人事ではなく、誰にでも起こりうる病気です。
そして、治療を受けるためには、想像以上のお金がかかります。だからこそ、日本に住むすべての人にとって、高額療養費制度のような仕組みは必要不可欠だと強く感じました。
もし、私の治療費の自己負担がさらに増えていたら、どうなっていたか分かりません。
治療費の不安が大きければ、十分な治療を受けることをためらってしまう人もいるかもしれません。
そんな世の中になってしまうことに、不安を覚えます。
私は運よく、治療を受けながら細々と働き続けることができましたが、仕事を辞めざるを得ない状況の人も多いでしょう。
収入が途絶えた中で、高額な治療費を払い続けるのは、現実的にはとても厳しいことです。
だからこそ、この制度はこれからも維持され、できればより多くの人が安心して治療を受けられるように改善されていくべきだと、心から願っています。
病気になること自体は避けられないかもしれません。
でも、経済的な理由で治療を諦めることだけは、あってはならない。私自身の経験を通して、その思いを強くしました。
これから先、再発の不安もありますし、他の病気になる可能性もゼロではありません。
でも、私が無事に治療を終え、高額療養費制度があって助けられたと感じます。
病気になったときにどう備えるかも同じくらい重要だ
医療保険に入ること、貯蓄をしておくこと、
そして高額療養費制度のような公的制度について知っておくこと
これらは、いざというときに自分を守るために欠かせないものです。
毎朝、NHKの朝ドラを見ながら朝ごはんを食べるのが、我が家の習慣。
今放送中の「おむすび」もそんな日々の一部になっているのですが、最近の展開を見ていて、少しモヤっとする気持ちが湧いてきました。
先週から主人公の父親が体調を崩し、検査を受けることに。そして、結果が出るまでの間、「やりたかったことをやる」と行動し始める。この流れに、どこか違和感を覚えてしまうのです。
また、主人公は管理栄養士として、父親の食生活に厳しく目を光らせています。「お酒、飲んだ?」「そんな食事をして大丈夫?」と問い詰める場面も。
しかし、私自身の経験では、がんの診断を受けた際、主治医から「食べたいもの、食べられるものなら自由に食べていいですよ」と言われました。もちろん体に負担をかけない範囲でですが、それでも控えめにアルコールを口にすることもありました。
病気と診断される前の段階で、まるで人生の終わりのような振る舞いをするお父さんの姿にも、どうしても引っかかるものがあります。もちろんドラマの演出であることは分かっていますが、実際に病を経験した身としては、もう少し違う描かれ方があってもよいのではないかと感じるのです。
「闘病」ではなく「療養中」自分に合った向き合い方
私はがんの診断を受けたときから、「闘病」という言葉がしっくりきませんでした。「病気と闘う」という言葉には、自分の人生とは違う価値観があるように思えたのです。そのため、「療養中」と表現することにしました。
診断を受けた瞬間から、「やりたかったこと」をあきらめるのではなく、「今の自分の状況でできることは何か?」と考えました。「少しでも心地よく過ごすにはどうすればいいか?」と自分に問いかけることが、私には合っていました。
主治医も「メンタルが落ちてしまうと、治療を継続できなくなる患者さんもいる。なるべく気持ちが落ち着くことを続けてください」と言ってくれました。
その言葉に背中を押され、私はできる範囲でリボーンバレエの指導を続け、大好きな舞台を観る時間を大切にしました。これもまた「治療の一環」と捉え、体力づくりと気力を保つことに努めたのです。
病気と向き合いながらも、日常生活がすべて変わってしまうわけではありません。私にとっては、1日1日を丁寧に過ごすことが何より大切でした。その延長線上に、治療や手術、術後の抗がん剤治療や食事療法がありました。
だからこそ、病気のために「人生を変えられてしまった」とは感じなかったのです。
ドラマが伝える「病気のイメージ」について
「おむすび」はまだ放送中なので、これからどんな展開になるかは分かりません。しかし、病気を抱える人やその家族の態度は、視聴者の印象に大きく残るものです。特に、がんのような病気については、多くの人が漠然とした不安を抱えているからこそ、その描かれ方には慎重であってほしいと感じます。
今や「2人に1人ががんになる」とも言われています。しかし、がんは必ずしも「終わり」ではありません。
むしろ、病気とうまく付き合いながら生活を続けていく人がたくさんいます。 だからこそ、必要以上に怖がるのではなく「気になることがあれば検査を受ける」という意識を持つことが大切なのではないでしょうか。
ドラマを通じて病気の啓発をしてくれるのはありがたいことです。でも、その描き方が、「がん=人生の終わり」というイメージを強めてしまうのだとしたら、それは少し残念に思います。
最近、体調管理をしっかりしたいと思い、前から気になっていた 兵庫県姫路市の「富栖の里」へ行ってきました!
ここは、坑道の中でラドン浴ができる施設です。
ラドン浴は、ホルミシス効果を高めるとされ、免疫力向上や自然治癒力を促すと言われています。
ラドン浴(ラドン温泉)は、天然のラドンガスを含む温泉や施設で行う健康法の一つ
ラドンは、地中から発生する微量の放射性物質ですが、これを適度に吸収することで健康効果が期待されます。
ラドン浴の方法はいくつかありますが、ラドンガスは肺から90%、皮膚から10%ほど吸収されます。
血液に溶け込むラドンが、身体に様々な効果があるとされています。
ラドンが健康に良いとされる理由として、ホルミシス効果という作用があります。
ホルミシス効果とは
ごくわずかな量だと人体に刺激を与えて活性化する現象
ラドンによるホルミシス効果の反応には、成長の促進や免疫性、回復力の向上などの効果があるとされています。
ラドンを取り込むと血管が拡張し、全身の血流が良くなります。
冷え性や肩こりの緩和もあるかな?
この施設には、ガンなどの難病と向き合っている方や、健康維持を目的とした人々が全国から訪れるそうです。
大雪で施設が開いてるか?ドキドキ…
実は先週末、大雪の影響で休業になっていたのですが、除雪車が道路を整備してくださり。
前日に、この施設から30分の「夢乃井」というホテルに宿泊だったので、スケジュール通りに行けて良かった!
朝、チェックアウトしてから一路施設に向かうと、平地はほとんど溶けていた雪がまだまだ積もっている。
いよいよ、坑道に
施設に到着すると、まずは作務衣に着替え、いざ坑道へ。
洞窟のような空間にマットが敷かれていて、みんな静かに横になっています。
温泉とは違い、汗をかくような暑さではなく、じんわりと 「身体の芯から温まるような感覚」 でした。
読書をして過ごす方もとあったので、持参したけれど
少しづつ深いリラックス状態になり、気づけばうとうと… これは癖になりそうです!
終了後は、「少しけだるい?お昼寝からめざめた後」ような感じがしました。
ラドンの効果は、4日ほど続くそうです。
代謝が上がったのか、しばらくポカポカが続きましたよ。
日頃の疲れやストレスを癒やしたい方には、ぜひ一度体験してほしい場所です。
次回はもっと長時間滞在して、さらに効果を実感したいと思います!
気になる方は、姫路の「富栖の里」をチェックしてみてくださいね。
この度、施設で映画を製作されたそう~
必要とされてる方に情報が届きますように…
↓
富栖の里の歴史を映画化へ
私の罹患して感じたことも少しづつ記事に残しています!
誰かの役に立つと嬉しいなぁ(⌒∇⌒)
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#ラドン浴 #ホルミシス効果 #富栖の里 #健康習慣 #リラックス
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