子どもにもストレッチは必要?
夏休みの小学生とのレッスンで気づいたこと
毎週開催している心斎橋教室の「椅子ヨガ・リボーンバレエ」は、普段は大人の女性が参加されるクラスです。
ところが今回は夏休みということで、会員さんがお孫さんを連れて参加してくださいました。
小学生の男の子です。
小さい頃から毎年夏休みに顔を見せてくれるので、「また大きくなったね!」と成長を感じながら、一緒に楽しい時間を過ごしました。
そんな中で印象に残ったのが、その男の子が話してくれた「足の痛み」の出来事でした。
少し前に足をケガしてしまい、約1か月間運動をお休みしていたそうです。
ようやく運動の許可が出て、久しぶりにバスケットボールをしたところ、歩けないほど足が痛くなり、救急病院を受診したとのこと。
「何か大変なケガかもしれない⁉︎」
と心配したそうですが、診断はなんと筋肉痛でした。
私たち大人は、運動をすると筋肉痛になることを当たり前のように経験しています。
私自身も長年バレエを続けているので、新しい動きを練習した日やトゥシューズで踊った日は、夜中に足がつることもあります。
だから筋肉痛は「頑張った証」のような感覚があります。
でも小学生にとっては、人生で初めて経験する筋肉痛。
「足が痛い=大変なことが起きた」と感じても不思議ではありません。
その話を聞きながら、今の子どもたちは昔より運動量が減っていると言われる理由を思い出しました。
以前のように毎日外で走り回って遊ぶ機会も少なく、ゲームやタブレットを使う時間が増えています。
そう考えると、大人だけでなく子どもも筋肉が硬くなりやすい環境なのかもしれません。
レッスンでは、その男の子にも少しストレッチをしてもらいました。
「ここを伸ばしてみよう。」
「今度は反対側ね。」
そんなふうに声をかけながら身体を動かしていくと、みるみる身体が柔らかくなっていくのです。
大人なら一度でここまで変わることはなかなかありません。
やはり子どもの身体は反応が早く、可能性にあふれています。
だからこそ、正しいストレッチを知ることは、ケガの予防にもつながるのだと改めて感じました。

最近は子どもでも肩こりや首の疲れを感じる時代です。
長時間座って勉強をしたり、ゲームやタブレットを見る時間が増えると、大人と同じように姿勢が崩れ、身体も硬くなってしまいます。
胸を開くストレッチをしたり、身体の軸を意識した動きを取り入れたりするだけでも、姿勢は少しずつ変わっていきます。
身体の軸が整うと、動きやすさやバランス感覚も育っていきます。
今回、小学生の参加をきっかけに、ストレッチは年齢に関係なく必要なのだと改めて実感しました。
特に夏は身体が温まりやすく、一年の中でも柔軟性が高まりやすい季節です。
「身体が硬いから…」と諦めるのではなく、この夏をきっかけにぜひストレッチを始めてみませんか?
お孫さんやお子さんと一緒に身体を動かす時間は、きっと素敵なコミュニケーションにもなります。
ケガを予防し、元気に毎日を過ごすために。
子どもにも、大人にも、ストレッチは未来へのプレゼントなのだと感じた夏のひとコマでした。




