「子育てで毎日動いているのに、これ以上運動する余裕なんてない」
そんなふうに感じている方もいるのではないでしょうか。
抱っこにお出かけ、家事に仕事。
子育て中は、自分のカラダのことが後回しになりがちです。
でも、その毎日を支えるためにも、体力や筋力を養う機会を大切にしてほしい。先日のベビーヨガの指導で、改めてそんなことを感じました。
私は普段、50代からの女性のカラダづくりを中心にサポートしていますが、赤ちゃんとお母さんが一緒に参加する運動指導にも長年携わっています。
先日は、大阪府大東市の子育て支援センターで、ベビーヨガを行いました。
今回は1時間あったので、いつもより赤ちゃんと関わりながら動くメニューを多めに取り入れました。赤ちゃんの発達段階に合わせながら、お母さんの筋力や体幹も使う内容です。
すると、動きに苦戦するお母さんの姿が、いつも以上に気になりました。
長年、似たメニューを指導してきた私の実感として、「以前より、カラダを動かすことが大変そうなお母さんが増えているのかな」と感じたのです。
もちろん、その日の体調や寝不足、産後の回復状況もあるでしょう。
この一度の教室だけで、今のお母さんたちの体力が落ちていると決めつけることはできません。
それでも、子育てを支える筋力について考えるきっかけになりました。
ちょうど最近、30代後半の女性のスポーツクラブへの所属割合が低いという記事を読みました。
読売新聞での記事↓
30歳代後半の女性でスポーツクラブに所属している割合が約10%にとどまることが、スポーツ庁が11日に公表した2025年度の体力・運動能力調査の結果で分かった。
同世代の男性の半分に満たず、20年あまりで男女差が広がった。育児や仕事に追われ、クラブに加入して集団でスポーツを楽しむ時間がない実情がうかがえる。
ヨミドクター(10/12記事)引用
最初は「子育てや仕事で忙しくて、通う時間がないのでは」と受け止めていました。
子どもを連れて出かけるだけでも大仕事。
運動のために外出する余裕がないことも、よくわかります。だからこそ、伝えたいのは「スポーツクラブに通いましょう」ということだけではありません。子どもと一緒に遊び、体を動かす時間を、日常の中に少しずつ持ってほしいのです。
赤ちゃんは成長するにつれて重くなり、動きも活発になります。抱っこしたり、一緒に遊んだりする毎日には、思っている以上に体力が必要です。
「重たいから大変」
「疲れるから動きたくない」
そんなつらさが増える前に、自分のカラダにも目を向けていただけたらと思います。
親子で動く機会と、人とつながる時間を私の教室では、運動だけでなく、お母さん同士が話せる雰囲気も大切にしています。
最初に隣の方と、赤ちゃんの名前や月齢、最近好きなことなどを聞き合い、相手の赤ちゃんについて紹介してもらいます。と会話が生まれる。
その日限りで終わらず、同じ地域で子育てをする仲間とつながるきっかけになってほしいからです。
自宅で体を動かすのも一つの方法ですが、親子で参加できる教室や地域の催しを、運動と交流のきっかけにするのもいいですね。
がんばりを増やすのではなく、自分のカラダを支えるために
寝不足の日も、休むだけで精いっぱいの日もあると思います。そんな日に、無理を重ねてほしいわけではありません。
体調や産後の回復に合わせて、できる範囲で子どもと関わり、一緒に動く。
痛みや不調があるときは、無理をせず医療者に相談することも大切
体力づくりは、子育ての課題をもう一つ増やすことではなく、自分自身の毎日を支えるためのもの。
「最近、抱っこや遊びがしんどいな」と感じたら、一人でがんばらず、相談してくださいね。
親子で楽しみながら動く時間を、日常の中に少しずつ増やしていきましょう。