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リボーンしてからの新しい夢
病気を経験して、見えてきたもの

リボーンしてからの新しい夢
病気を経験して、見えてきたもの

先日、久しぶりに友人と会いました。

 

娘が小学生だった頃からのお付き合いで、子どもが成長してからも、ときどき食事をしながら近況を話す大切な友人です。

 

私が3年前にスキルス胃がんになったときも、心配して会いに来てくれました。

 

がんという病気は、周りの人にとっても、どこまで聞いていいのか難しいものなのかも

「その後、元気にしているかな?」

「体調はどうなんだろう?」

 

心配していても、病状が悪くなっていたらどうしようと考えると、なかなか連絡できないこともありますよね。

 

だから私は、自分から「元気にしているよ!」と伝えることも大切にしています。

 

今回、久しぶりに会った友人は、想像していた以上に元気になった私を見て、とても驚いていました。

 

術後すぐの頃は、胃がまだ食事に慣れておらず、一度にたくさん食べられなかったこと。

食べ過ぎるとお腹を壊してしまうので、食事の量にも気をつけていたこと。

 

そんな話をしていた頃から、ずいぶん時間が経ったのだなと、私自身も改めて感じました。

 

病気になる前より、少しペースダウンした暮らし

術後、体力を取り戻すために始めたのが、クラシックバレエのレッスンです。

 

以前は、人に運動を指導する仕事に一生懸命取り組んできました。

 

でも、指導する側には責任があります。

自分が疲れていても、体調が万全でなくても、簡単には休めません。

 

がんの治療や回復を経験したこともあり、仕事を詰め込み過ぎず、自分の時間を大切にするようになりました。

 

週2回、片道1時間半かけてバレエのレッスンに通う。

好きな舞台を観に行く

 

自分の体と向き合いながら、少しずつ体力をつけていく。


姉と大好きなエリザベート観劇

 

病気になる前よりも仕事のペースは落としましたが、その分、自分自身のために時間を使うようになりました。

 

 

42年ぶりの発表会

自分のために挑戦してみた!

でも、どこかで「今さら私なんて」「もう無理だよね」と、諦めていた部分もあったのです。

 

ところが、がんを経験したことで、気持ちが変わりました。

いつかやろうと思っていても、その「いつか」が必ず来るとは限らない。

だったら、今できることをやってみよう!

 

そんな気持ちになり、今年の1月と4月、42年ぶりにバレエの発表会に出演しました。

 

自分の体力をつけるために始めたバレエが、まさか発表会に出演するところまでつながるなんて。

病気になる前の私だったら、きっと想像していなかったと思います。

友人も、私が人に運動を教える仕事をしていることは知っていました。

 

でも、誰かのために頑張るだけではなく、自分自身のために目標を持ち、挑戦している姿が意外だった

病気になったからこそ、やってみたいことを先延ばしにしなくなったのかもしれない。

 

70歳になったら、次は何に挑戦しよう?

最近、娘がバレエのコンクールを観に行ったときの話をしてくれました。

 

そこには、70歳になった方も出演されていたそうです。

年齢を重ねても、舞台に立ち、挑戦を続けている姿。

その話を聞いて、私は思いました。

 

「私も70歳になったとき、そんなふうに元気に挑戦できていたらいいな」

 

今の私にとって、70歳はまだ少し先の未来です。

でも、8年後に何か新しいことに挑戦する自分を想像すると、なんだかワクワクしてきます。

 

友人はエレクトーンやピアノの先生をしています。

 

「じゃあ、70歳くらいになったら、あなたの伴奏で私が踊るのも楽しそうだね!」

そんな話で盛り上がりました。

 

本当に実現するかどうかは、まだわかりません。

でも、未来に楽しみな予定や夢があるって、素敵なことだと思いませんか?

 

若い頃は、周りの目や年齢、立場など、いろいろなことを気にしていました。

 

「私には無理」

「恥ずかしいからやめておこう」

「今さら始めても遅いよね」

 

そんなふうに、自分で自分の可能性に蓋をしていたこともあります。

 

でも、年齢を重ねた今は、少し違います。

 

やってみたい。

楽しそう。

だったら、一度挑戦してみようかな。

 

そんな気持ちを、以前より素直に受け入れられるようになりました。

 

発表会に友人が応援に来てくれました

 

 


がんサバイバーになっても、人生は続いていく

 

がんと診断されたとき、治療中、そして治療を終えた後。

 

体調や気持ちが思うようにならず、これまでの生活に戻れるのだろうかと不安になることもあると思います。

私自身も、手術を受け、食事の量が減り、体力を取り戻すために時間をかけてきました。

 

今でも、以前と同じようにできないことはあります。

 

だからといって、すべてを諦める必要はないのですよね。

 

以前と同じ働き方でなくてもいい。

以前と同じ体力がなくてもいい。

人と比べなくてもいい。

 

今の自分にできることを見つけながら、自分なりのペースで暮らしていけばいいのだと思います。

 

私も、病気を経験してから、仕事の仕方や時間の使い方が変わりました。

 

そして、バレエの発表会に挑戦し、これから先の夢まで考えるようになりました。

 

もちろん、誰もがすぐに前向きになれるわけではありません。

 

しんどいときは、休んでもいい。

何もしたくないときは、無理に頑張らなくてもいい。

少し元気が戻ってきたときに、好きだったことを思い出してみる。

小さな楽しみをひとつ見つけてみる。

 

そんなところからでいいのだと思います。

病気になっても、笑える日が来る。

 

治療中でも、回復の途中でも、楽しみを持っていい。

そして、これから先の人生に、新しい夢を描いてもいい。

 

がんサバイバーとして過ごす日々の中で、私はそんなことを伝えていきたいと思っています。

 

60歳からの私にも、まだまだやってみたいことがあります。

もし今、病気を経験して、以前の自分と比べてしまっている方がいたら。

どうか焦らず、ご自身のペースを大切にしてくださいね。

 

そして、いつか少し元気になったときには、心の中にある「やってみたい」を、そっと大切にしてみてください。

 

その小さな思いが、未来の楽しみにつながるかもしれません。

 

人生は、何歳からでも、何度でも、新しい一歩を踏み出せる。

 

私もこれから、自分の人生を楽しみながら歩いていきたいと思います。

 リボーンバレエ&ウェルネス協会 

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