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高額療養費制度引き上げ見直しと、がん治療に思うこと

2025/03/12

先日の国会中継では、高額療養費制度引き上げが見直しとなりました。

働き世代のがん患者の方々の言葉や署名が政府に届き、ホッと胸をなでおろしました。


「この治療にどれくらいお金がかかるのか」との不安は、少なくていい

50代になり、子育ても終え、これからは自分の時間を大切にしようと思っていた矢先、私はがんと診断されました。
病院で医師から告げられたとき、想像もしていない展開に「そんなことってあるんやな…」

そして次に考えたのは、「この治療にどれくらいお金がかかるのか」ということでした。

がんのショックももちろん大きかったのですが、治療費がいくらになるのか、家計にどれほどの負担がかかるのかが、すぐに頭をよぎりました。
帰宅後、私はすぐに、加入していた医療保険の証券を探しました。果たして保険で足りるのか、不安でたまりませんでした。


診断が下りてから、すぐに治療が始まりました。様々な検査日程が組まれ、検査入院、術前の抗がん剤治療、本手術があり。
術後1年間の抗がん剤治療での通院も続き、それらには相応の費用がかかります。

特に抗がん剤は種類によっては高額になり、治療が長引けば長引くほど負担も大きくなります。
実際に請求された医療費の明細を見たとき「こんなにかかるの?」と驚くような金額が並んでいました。



 診断が下るとすぐに申請したのが「高額療養費制度」

しかし、そこで助けになったのが高額療養費制度でした。この制度のおかげで、自己負担額は一定の上限を超えず、家計が破綻するようなことにはなりませんでした。
例えば、本来なら100万円以上かかるような治療費でも、制度を利用することで実際の自己負担は10万円程度で済みました。
この制度がなければ、治療費のために貯金を切り崩し、これからの生活に大きな影響が出ていたかもしれません。


私は、幸い医療保険に加入していましたが、それでもこの出費は大きなものです。
もしこれが子育て中だったらと思うと、さらに恐ろしい気持ちになります。
教育費、住宅ローン、日々の生活費…それらを支えながら、高額な治療費を払うことは容易ではありません。
私自身、子どもがまだ学生の頃なら、きっと治療費のために他の出費を削ることになっていたでしょう。


2人に1人ががんになる時代。他人事ではないことを思って生きる大切さ

今や「2人に1人はがんにかかる」と言われています。がんは決して他人事ではなく、誰にでも起こりうる病気です。
そして、治療を受けるためには、想像以上のお金がかかります。だからこそ、日本に住むすべての人にとって、高額療養費制度のような仕組みは必要不可欠だと強く感じました。


もし、私の治療費の自己負担がさらに増えていたら、どうなっていたか分かりません。
治療費の不安が大きければ、十分な治療を受けることをためらってしまう人もいるかもしれません。
そんな世の中になってしまうことに、不安を覚えます。


私は運よく、治療を受けながら細々と働き続けることができましたが、仕事を辞めざるを得ない状況の人も多いでしょう。
収入が途絶えた中で、高額な治療費を払い続けるのは、現実的にはとても厳しいことです。
だからこそ、この制度はこれからも維持され、できればより多くの人が安心して治療を受けられるように改善されていくべきだと、心から願っています。


病気になること自体は避けられないかもしれません。
でも、経済的な理由で治療を諦めることだけは、あってはならない。私自身の経験を通して、その思いを強くしました。


これから先、再発の不安もありますし、他の病気になる可能性もゼロではありません。
でも、私が無事に治療を終え、高額療養費制度があって助けられたと感じます。



病気になったときにどう備えるかも同じくらい重要だ

この経験を通じて、私は改めて「健康はもちろん大切だけど、備えておく安心感も感じました。

医療保険に入ること、貯蓄をしておくこと、
そして高額療養費制度のような公的制度について知っておくこと
これらは、いざというときに自分を守るために欠かせないものです。


私が助けられたこの制度が、これからも多くの人の支えになってほしい。
そう願いながら、今を大切に生きていきたいと思っています。

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